県内産酒米とお水を使った郷酒『初嵐 純米吟醸 富の香』
郷酒(さとざけ)とは、地酒の中でも、「酒蔵のある都道府県内、または半径100キロ圏内で生産された米と水から造られた酒。」
というジャンルのお酒です。
ワインでは当たり前のことなのに、日本の国酒である日本酒がなぜそれをしていないの?
世界中で日本酒ブームが起き始めている今、このようなことを疑問に思う外国人の方がいらっしゃるそうです。
もともとお酒は、その土地の穀物と水を使って作り、祭や人々の生活の中で飲まれてきたものですが、
日本酒の味を追求していくうちに、そうではなくなっていったようです。
一般的に「地酒」とよばれるものには、地元の蔵元が製造している酒、といった定義しかなく、
この郷酒という新たな定義を定めることで、蔵元の伝統を守っていこうという動きも広まってきています。
地元のお料理をお客様に提供する私たちにとっては、とても大賛成なお酒なのです。
前置きがとても長くなりましたが。。。
『初嵐 純米吟醸 富の香』は、程よい酸味と、驚くほどスッキリの後味。
油ののったお魚にはピッタリのお酒です。
初嵐は"富の香"という氷見県産の酒米を使っています。お水も氷見のお水を使っています。
この富の香は、山田錦に並ぶ県内産の酒造適合米を!ということで、山田錦と雄山錦を人工交配させて作られた酒米です。
最近この富の香を酒米として使った地酒も増えてきていますので、興味のある方は探してみてください!